山田裕貴(35)の主演映画「爆弾」(永井聡監督)大ヒット御礼舞台あいさつが17日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。席上で、公開17日目の16日時点で興行収入14億2453万880円、動員101万1692人を記録したと発表された。10月31日から全国360劇場、383スクリーンで上映され、11月3日までの公開4日間で興行収入(興収)5億2045万円、動員37万9013人を記録し動員、興収ともに実写映画で初登場1位となった。興収ランキングでは2週連続で実写映画1位をキープし、10日までに興収10億4900万円、動員75万人を記録していた。

山田は、動員100万人突破の感想を聞かれ「面白い、面白い、まだ見ていないの? と(公開前のイベントなどで)言ってきた予言は、当たっていたんだと。霊感が、ちょっと働いちゃって」と、公開前からヒットの可能性を連呼してきたのは“予言”だったと強調。実写邦画歴代2位の興行収入170億円、動員1207万人を記録した「国宝」(李相日監督)の名を自ら口にして「すごいこと。でも(動員は)あと1110万人なんだ。背中、見ています」と、まだまだ見据えるものは先にあると断言。「(観客の間で)『爆弾、見た?』が、もっと仕掛けられていく映画。予言しておきます」と、さらなる大ヒットを誓った。

佐藤二朗(56)は「10年くらい連絡、取っていないヤツから毎日、しかも長文の感想メールが来る。日本映画は今年、元気で、すごくうれしいのひと言です」と周囲の反響も大きいと明かした。その上で「この年になったからかなぁ。日本映画にとって、豊かな年になってくれているのが、うれしい」と喜びをかみしめた。

「爆弾」は「このミステリーがすごい! 2023年版」(宝島社)「ミステリが読みたい 2023年版」(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で1位を獲得した、呉勝浩氏のベストセラー小説の映画化作品。佐藤は爆破予告とクイズを繰り出しながら、刑事たちを翻弄(ほんろう)していく謎の中年男スズキタゴサク、山田はタゴサクと真っ向から対峙(たいじ)するる交渉人の警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事・類家を演じた。

山田は「僕が主演って、なっているじゃないですか? でも、主人公はタゴサクなんですよ。でも、タゴサクが主人公だったら(物語が)絶望で終わっちゃう。踏みとどまれるヤツがいる…化け物対化け物。考えが、外れたところがある」と、自身が演じた類家と佐藤が演じたタゴサクのキャラクターが、似通っていながら、明確に違いがあると強調。「キャラクター作りは、僕だけで考えたのじゃなく、二朗さんの目の前だから、やりたくなっちゃったことがある。取調室で『あっ、ムカついちゃった』と言ってくれたことがある。(類家が)唯一、怒らさなきゃならない役だったんで…二朗さんのタゴサクがいなかったら、できていなかった」と感謝した。

「爆弾」は山田にとって、6月に堤真一(61)とのダブル主演映画「木の上の軍隊」(平一紘監督)、9月に「ベートーヴェン捏造」(関和亮監督)が公開されたのに続き、今年3本目の主演映画となった。