弁護士の猿田佐世氏が22日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。年末の物流業界で働く人の状況を「悲惨ですよ、悲惨」と訴えた。

番組では、年末の物流業界で配送遅延が生じていることを紹介。例年年末はクリスマスやお歳暮の配達などで荷物量が増えるが、近年はブラックフライデーの影響で荷物が急増していることを伝えた。

猿田氏は、運輸業界で慢性的に人手が不足する理由について「他の業界より長時間労働であったりとか、心臓疾患での労災認定が一番多い業界なんですけど。非常に過酷な労働なのに、賃金が安いということで常に人が足りない状況」と語った。

一方、ネットで買い物をすることが当たり前になり「片や私たちは配送料無料でいろいろ注文して、無料が当たり前みたいになっている」とし、「働いているところにも人がいるんだよと、『お金の価格転嫁』ということを業界の方は必ずおっしゃっていて。お願いしているならお金は払っていかなかきゃいけないと。私たちも商品を送っている会社の人も、ドライバーさんにお金が回るようにしないと人手不足も解消されない。構造的な問題だろうと思います」と指摘した。

番組は配送業者に密着。荷物を休憩なしで配達する様子や、時間短縮のためマンションの10階から階段を駆け降りる姿を伝えた。猿田氏は配達業者の過酷な労働を「悲惨ですよ、悲惨。自分がやりたいかと言われたらやれないじゃないですか」と訴えつつ、「感謝しかないですよ。感謝しか。本当に申し訳ない。ありがたいです」と話していた。