キヤノングローバル研究所上席研究員で中国事情に詳しい峯村健司氏が24日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。自民党の萩生田光一幹事長代行が訪台し、22日に台湾の頼清徳(ライチントー)総統と会談したことについて、日本側の狙いと、「断固として反対」と反応した中国の受け止めについて解説した。
峯村氏は、今回、日本政府という立場ではなく、自民党幹部として訪台した萩生田氏の動きについて「何といってもこの自民党の幹事長代行という、極めて重要な立場で行かれてるというところに意味があります」と解説。「これまでま一番この自民党の中の最高位で言うと麻生(太郎元首相)さんが副総裁の時に行かれたのが最高なんですが、今回は幹事長代行。いろんなこう権限がある中でいうと、この方が行かれるっていう意味が大きい」と、与党自民党内でも実際の権限も持つ役職の幹事長代行という肩書きでの訪台、頼清徳氏との会談というアクションに大きな意味があるとした。
自民党幹部として訪台する意味については「中国、政府と政府の交流はすごく強く反発するので、そういう意味では、この党との党の交流っていうところで言うと、中国の批判が、少し、なんていうんですか、和らぐというところはありますね」と、効果を解説した。
中国外務省の林剣副報道局長は、萩生田氏と頼清徳氏が会談したその日のうちの22日、会見で「断固反対」を表明。日本側に厳正な申し入れをして抗議したとした。峯村氏は、中国側の反応について「中国外交部も相当強く批判している」とした上で、それでも「やはりそこは今行くことが、台湾が今いろんな軍事的な圧力を受けてますので、(台湾を)孤立化させない、というのが多分、今回の萩生田さんの台湾訪問の本当の意味なんだと思いますね」と、日本側の意図を解説した。
即日「断固反対」を打ち出した中国側の受け止めについては「『中国は一つしかない』と『台湾を政府としては認めていない』というのが立場ですので、その台湾の人たちと(他国が)交流しているってことに対しては非常に嫌がる」と説明。また「(中国は)日本と台湾がこう一緒になるのが嫌なんですね。できるだけ分断させて台湾を孤立化させることによって最終的にはその併合したいという思いがある」と、中国側の事情を解説し「今回のこの萩生田さんの動きは(中国にとって)めちゃくちゃ『面倒くさい』とか、『うっとうしい』」と語った。



