元埼玉県警捜査1課刑事の佐々木成三氏が30日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。東京・上野で4億2000万円が入っていたとされるスーツケースが奪われた強盗事件と現場近くでひき逃げ事件、さらに羽田空港で1億9000万円が入ったキャリーケースを奪われそうになる事件が相次いで発生し、警視庁が関連を調べているとのニュースについて「共通点が多い。容疑者が3人グループ。催涙スプレーを使っている。多額の現金を狙っている。偶然とは思えない」と語った。

事件は29日午後9時半ごろ、台東区東上野の路上で発生。日本人3人と中国人2人の男女5人が現金入りスーツケースを3人組に奪われた。捜査関係者によると、5人は計4億2千万円が入っていたと説明しているという。襲った3人組は車で逃走した。同時間帯に約100メートル離れた場所で路上で通行人をはねた車が走り去るひき逃げ事件が発生。さらに羽田空港の駐車場で現金1億9000万円が入ったキャリーケースを持った男性が3人組とみられる男に催涙スプレーを掛けられ、キャリーケースを奪われそうになったという。警視庁は3つの事件の関連を捜査しているという。

羽鳥アナから「同じグループの可能性は」と問われた佐々木氏は「可能性は高いと思いますね」と指摘。台東区のひき逃げ事件現場の近くに車が乗り捨てられており、佐々木氏は「間違いなく(別の)車は用意されていると思います。スーツケースを持つというのは徒歩で逃げるのは到底ありえない。この付近に逃走車両を一台用意していた。闇バイトとは違う手口だと思いますね」と言及した。

また被害者たちが「現金を持ち出した理由はなんなのか」とも語り「もしかすると容疑者の犯罪グループからおびき出された可能性もある。現金を持ち出すことを知っていた犯罪グループで間違いないと思います」とも指摘した。