第68回(25年度)ブルーリボン賞(主催・東京映画記者会=日刊スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)の授賞式が17日に東京・イイノホールで開催された。
「TOKYOタクシー」の山田洋次監督(94)は「長い間、頑張ったなという思いを込めて僕にくださったと思う」と、77年度「幸福の黄色いハンカチ」以来、48年ぶり3度目の監督賞受賞に感謝した。「なつかしい風来坊」で主演男優賞のハナ肇さんとともに初受賞した66年度を振り返り「映画は力があった」と口にした。一方で、25年の国内の年間興行収入(興収)が2744億5200万円と、興収での発表を始めた00年以降、最高を記録したことに触れ「売上が上がったのはアニメーション。僕たちが作る劇映画が、非常に元気がないのは事実。このままではいけないと、切実な思いがある」と警鐘を鳴らした。その上で「映画賞を続けていただけるのは僕らの励みになる」とブルーリボンの意義を強調した。



