歌手の平原綾香(41)が21日、東京国際フォーラムホールCで「平原綾香Jupiter基金」の11回目となるチャリティーコンサートを行い、開演前に囲み取材に応じた。
「平原綾香Jupiter基金」は、平原が世界中の子どもたちを応援することを目標に立ち上げた基金。今年のコンサートは「第11回平原綾香Jupiter基金 My Best Friends Concert ~顔晴れ(がんばれ)こどもたち~ with Orchestra スペシャルゲスト:井上芳雄」と題し、ゲストに井上芳雄(46)を迎えて、名曲の数々をオーケストラアレンジに仕上げた。
平原は黄色いドレス姿で「この日を楽しみにしてきました。少しずつJupiter基金が認識されてきたこともうれしく思っています」とあいさつした。同基金は15年に立ち上げた。「03年にデビューして、04年に新潟中越地震が起こり、音楽でどうやったら役に立てるんだろうと考える中、避難所でデビュー曲の『Jupiter』を聞いてくださる方が多いと聞いた。11年に東日本大震災が起こって、早く私も立ち上がらなきゃと、やっとの思いで立ち上げたのがこの基金です」と説明した。
今公演では「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」に寄付を行う。「コンサートに行くことが寄付につながる。内容が魅力的でないとみんな来てくれないんじゃないかなと思って、スペシャルにしております」と、フルオーケストラの公演では初めてゲストを呼んだ。ミュージカルで親交のある井上からは、以前「チャリティーコンサートをするからぜひ歌いにきてくれないか」とオファーをもらった。「じゃあ、私のところにも来てくれませんか」と今回の出演が決まった。
平原は子どもたちを「天使みたいな存在」という。「姉の子どもが、めいっ子とおいっ子がいるんですけど、子どもたちと精神年齢が一緒なのかすごく気が合う。私は結婚もしてませんし、子どももいませんけども、子どものために何かできないかという思いはこの基金を通してどんどん強くなっている気がする。この気持ちを大事にしていかないと、女性としてダメかなと思っています」。
寄付する側のハードルを下げるためにも、透明性を大事にしている。「寄付しようと思っても、どこにしよう、どう使われるんだろうと不安になる気持ちは分かる。寄付しやすい状況をつくらないと」と、寄付先や金額はホームページに明記している。恒例となったチャリティーコンサートを「毎年させていただいてるので、生きがい」と言い切る。「今後は世界中でコンサートができる歌手になりたいです。いろんな国の人たちに出会ってコンサートしたいなというのが目標です」と話した。
公演を前に、井上は以下の通りコメントを寄せた。
「今回、『平原綾香Jupiter基金コンサート』のゲストとして参加させてもらえて、とても光栄です。あーやのことは歌手としても、ミュージカル女優としてもとても尊敬しています。いつでも、どんなパフォーマンスにもありったけの思いを込めてお客さまに届ける姿には、刺激をもらってばかりです。平原綾香が音楽を愛し、そして音楽に愛されていることを感じます。そんなあーやが自分の音楽をシェアしながら、子どもたちのための活動をしていることに心から賛同します。少しでもその力になれるように、僕も心を込めて歌わせてもらいたいです。どうぞよろしくお願いします!」



