タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校の114期生合格者が29日午前、兵庫・宝塚市の同校からオンラインで発表され、40人があこがれの扉を開く切符を手にした。
男役志望の合格者の一人は1回目の受験で合格。「『受かった』って泣き叫びました。その時に初めて、頑張ってきたんだなと実感がわきました」と喜んだ。
宝塚を目指したのは「幼稚園の時に、明日海りおさんの花組さんの『エリザベート』を見た」のがきっかけ。花組トップ永久輝せあにあこがれ、「黒えんびの似合う男役さんになりたいです」と目を輝かせた。
一方、3回目の受験で合格したという男役希望の合格者は、中学2年の時に宝塚の映像を見たのが受験のきっかけ。3回目の試験とあって「前回も3次試験で落ちてしまったのでうれしい。良かったって叫びました」と喜びもひとしお。月組スター風間柚乃を目標に「歌が好きなので、舞台上で歌で輝く男役になりたいです」と夢を描いた。
今年の受験者数は422人、競争率は10・55倍で、今世紀に入って最少。昨年の113期生は受験者数470人、競争率は11・75倍で、今世紀最少だったが、前年比1・2ポイント減。6年連続で今世紀ワーストを更新する形となった。
近年の少子化に加え、道半ばである宝塚歌劇団の風土改革の影響もあるとみられ、受験者数は減少をたどる。21年の109期生は697人、競争率が17・4倍となり、07年の95期以来、14年ぶりに競争率20倍を割っていた。
また、コロナ禍以降取りやめられている学校敷地内での合格者番号掲示は、今年も復活せず、7年連続で掲示がなかった。加えて、個人情報保護の観点から、合格者名の報道公開も3年連続で取りやめられた。
114期生の入学式は4月18日を予定している。



