演歌歌手松前ひろ子(76)が21日、東京・港区のライブレストラン青山で、新曲「片恋文/ひろ子抄」の発売記念イベントを行った。2曲ともまな弟子・三山ひろし(45)が「中村心一」のペンネームで作詞作曲し、初プロデュースも手がけた。

「片恋文」は松前から夫の作曲家中村典正氏(19年に83歳で死去)へ宛てたラブレターのような“ぬくもり演歌”。「ひろ子抄」は松前の持つ強さや優しさ、信じる力の強さを表現した楽曲だ。三山はこれまでに自身の曲「KENDAMA DO DANCE」を作詞作曲したことはあるが、他の歌手に作品を提供するのは今回が初めて。

三山はあいさつで「昨年、師匠の55周年コンサートの時にいつもと違う企画をしたいと思い『片恋文』が先にできました。もう1曲作ったらどうかということで『ひろ子抄』ができた。師匠が人生の荒波を乗り越えてきた波や風景を歌にしました。弟子の私が師匠に歌ってもらうのは失礼と思いつつも、(次女と結婚していて)義理の息子ですから。お義母さんへの55周年プレゼントを喜んでいただいて幸せです。弟子冥利(みょうり)に尽きます」。

松前から「今日は作家の先生なのに…」と言われると「慣れていないのでやめてください」と恐縮。「歌手デビューした時に『三山ひろし』と呼ばれてもしっくりとこなかった。あの時を思い出します」と苦笑いだった。

「中村心一」というペンネームについて、かつて「師匠の中村典正先生の苗字をいただきました」と話している。