元テレビ朝日社員の玉川徹氏は7日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会で、1次リーグで敗退した韓国代表の洪明甫前監督に対する国内の過剰なバッシングをめぐり、サッカー協会に対する特別監査実施など政府側からの動きが出始めていることについて「僕は、政府が政治介入しているようにしか見えない」と私見を口にした。
この日の放送では、1次リーグ敗退となった韓国国内で洪氏やサッカー協会への猛烈な批判が出ている背景について、専門家を解説役にパネルで特集。批判が起きる背景を分析し、元韓国代表の朴智星氏が共同委員長を務め、6日に「Kサッカー革新委員会」の初会合が行われたことなどを伝えた。また、韓国の文化体育観光省が、大韓サッカー協会への特別監査の実施を表明し、監査の内容によっては政府による「介入」になりかねないとするメディアの報道などにも触れながら、混乱する韓国サッカー界の実情も伝えた。
韓国の話題以外にも、レッドカードを受けて次戦は出場停止となるはずだった米国代表FWバログンについて、国際サッカー連盟(FIFA)が出場停止処分の1年間猶予を発表したことをめぐり、背後にトランプ大統領とFIFAのインファンティノ会長の「蜜月関係」が取りざたされている話題にも触れた。
番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一に「アメリカも含めて政治がどこまでスポーツ、サッカーに介入するんでしょうか」と問われた玉川氏は「僕は、韓国の話は政治介入しているようにしか見えない」と指摘。「日本以上に大統領制の国ですから。そういう政治組織の国で、この文化体育観光省も政府の一部なわけですよ。政府のトップ(李在明大統領)が、ある特定の個人を指して『無能』だと言ってしまうような状況ですから、その下にある省が、まったく中立な状況で関わっていくとはとても思えない。私の感覚では」とも述べ、「そういう風な中で出てくる話が本当に公正中立なものになるんだろうかと思います。だからこそ、本当は政治介入はスポーツにはしてはいけないと思う」と訴えた。
その上で「サッカーはどうしても(応援で)熱くなり、どうしても冷静さを欠いてしまうのがいいところ。でも、終わった瞬間、冷静に戻らないといけない」と指摘。「選手は一生懸命やっているし、それを見ているからこそ興奮したとしても、素晴らしいものだとして、スポーツを見ているわけじゃないですか」と主張。「ところが、その興奮をひきずったまま、監督が空港に帰ってくれば罵倒するような、ああいうふうな状況は、スポーツに対して、本当にいいんだろうかと思う。まったく美しくない」とも述べた。
「韓国の人はもっと冷静になれば、政府がやっていることは政府自身のの延命策にしか見えなくなるのではないかと、僕は思いますね」とも述べた。
その上で、米サッカー代表の問題にも言及し、「怒りが向かうべきは、帰って来た選手や監督ではない。ルールを無視しようとしているんじゃないかと思えるようなFIFAの、『レッドカードでも出れますよ』というようなことに、おかしいんじゃないかという思いが向くべきではないか」とした上で、「これから(米選手の処分が1年間保留となった)理由が出てくるかと思う。聴いたら、なるほどというものはあるのかもしれないが、今の段階ではそういうふうには、外形的には見えないもんね」と述べた。



