ロックバンドT-BOLANが10日、東京・日本武道館で、47都道府県を巡るラストツアーの最終公演を行った。

これまでに2度の復活を果たしているベーシストの上野博文(61)。1度目は15年3月、くも膜下出血で倒れた。約1年のリハビリを経て復活を果たした。2度目は25年7月。ラストツアー開幕2カ月前にステージ4の肺がんが発覚。治療を続けながらのツアーでは、各地で上野コールが起こっていた。

ツアー中は健康上の理由からマスク着用だったが、この日はノーマスクで演奏。ライブ中盤、上野コールの中で登場すると魂のベースソロを披露した。

アンコールではこの日3度目の上野コール。森友嵐士(60)は「上野のおかげで俺たちはここまで来られた」と話すと、上野の胸にグータッチした。

ステージ4の肺がんにもかかわらずステージに立ち続けた上野。体調不良で2公演はキャンセルとなったが、ツアーを駆け抜けた。【川田和博】