ロシア人声優のジェーニャが、28日までにXを更新。政府が外国人の在留手続きにかかる手数料を引き上げる政令を閣議決定したことをめぐり、複雑な思いをつづった。

10月から施行される在留許可手数料の改定額については、在留資格の変更・更新が現行の一律6000円から、最大で7万500円に。永住許可は現行の1万円から20万円へと大幅に引き上げられる。

ジェーニャは26日の投稿で「在留資格更新料や永住許可が上がってもまだ安いって言っている人...」と言及。「日本人と同じように働いて保険年金税金を払って、日本語も覚えて何年も住んで家庭を築いて、いきなり明日から高額金を払え、まだ安い、嫌なら国に帰れってって言われたら、外国人ってだけで人格を否定されて、ただただ悲しいです」と吐露し「日本人になれないし、日本人より偉いと思ってないし、腰低く生きている外国人がたくさんいます。みんなはみんなで高い給料ではないし、声優やアニメーターなんて、稼げないお仕事だし、全てのスペシャリストが稼ぎがいい訳でもないです...毎日モヤモヤします。またいきなりルールが変わって、明日が見えないまま、不安をかかえたまま頑張っている外国人もたくさんいます」と訴えた。この投稿は28日午前11時現在までに表示回数が141万回を超え、賛否さまざまな意見が寄せられた。

ジェーニャはそれらに返信を続けていたが今回「コメントがうんざりなので、閉じました」と報告。「全部読んでませんが、たくさんのヘイトコメント、ありがとうございます。私が更新料を払えない訳ではないし、何なら更新したばかりです。値上げニュースになったところで今までなかった大量なヘイトを感じました」とつづった。

続く投稿では「私はロシアに帰ることはありません。ロシアに家族がいますが、それだけです。家、家族、友達、全てのコネクションが日本にあります」と説明。「地道に頑張って手に入れたアニメや監修のお仕事、捨てる訳がない、やりたい仕事も日本じゃなきゃ出来ないし、人生をかけて覚えた日本語もこれから使いたいし、日本に住みたい。外国人扱いに慣れてるし、期待はしてないです。それでも、外国人扱いしない友達や仕事仲間、たくさんいます」とつづった。

一方で応援の声も多数寄せられ「皆さん、優しい...やっぱり、私のことを応援してくださる方がたくさんいるなって感じますし、頑張れそうです」と感謝。「20万かかりますが、永住許可か帰化、いずれどちらかにします」との意向を示し「書類上日本人になっても、外国人扱いは終わらないけれど」と複雑な思いをにじませつつ「2月に在留資格更新したばかりで、それだけでもラッキーだったけれど、更新の時期は選べないし、私を含めてこれから更新する人は頑張って生きるしかないです」とつづった。

ジェーニャは、ロシア出身の声優で、作品におけるロシア語の監修なども担当している。16年11月、日本人の一般男性との結婚と妊娠を発表し、翌17年3月に第1子女児を出産したことを報告した。