ロシア女優リュドミラ・グルチェンコさんが30日、モスクワの自宅で死去した。75歳。心臓発作とみられる。

 35年、旧ソ連ウクライナ共和国ハリコフ生まれ。モスクワの映画大学在学中の56年にデビュー。美貌と優れた歌唱力が認められ、一躍スターになった。その後も「五つの夜に」(79年)などで主演。初対面のピアニストと恋に落ちる離婚したウエートレス役を演じた「ふたりの駅」(83年)が大ヒットするなど、ソ連・ロシアを代表する女優の一人だった。