「大漁まつり」でデビューした小学校5年生の新人演歌歌手さくらまや(10)が、全国の祭りを行脚する。16日、東京・浅草の三社祭に参加し、関係者が明かした。今春、故郷の北海道から上京し、浅草に在住。初めての三社祭で、子供みこしを担いで「ワッショイ」と浅草寺周辺を歩いた。「お祭りは大好き!

 おみこしは思ったより重かったけど楽しかった!」。

 今後、デビュー曲名にかけ、全国の祭りに参加する。現在、決まっているのは24日の北海道・大空町、6月の千葉・勝浦港、7月の静岡・戸田港、8月の北海道(函館など5カ所)。

 そのほか、西日本や四国で開催される祭りに参加する企画も挙がっている。この日は、歌唱はしなかったが「お祭りでは歌いたくなる。美空ひばりさんの『お祭りマンボ』は特に好き」と、アカペラで歌い出す一幕もあった。

 大好物はスッポンの血。特に、故郷の料理人の父親が作ってくれる血が好きで、地元に戻ると必ず飲んでいる。「血がおいしい味なの」とまさに大物の話しぶり。8月の北海道では、間違いなくスタミナ源となる。

 まやの究極の夢はNHK紅白歌合戦出場だ。最年少記録(大橋のぞみ=9)ではないが、夏祭り行脚が、年末最大の歌祭りにつながるかもしれない。

 [2009年5月17日9時42分

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