萩本欽一(69)坂上二郎(76)主演の東京・明治座1月公演「いかん

 どっかん

 あっけらかん」(来年1月2~28日)が「コント55号

 THE

 LAST!!」と銘打たれることが20日、分かった。66年に結成された伝説のコンビが見納めになる可能性が出てきた。

 最近のコンビ活動は明治座公演に限られていた。03年「江戸の花嫁」でコンビを復活させて以来、04年「谺(こだま)来る」、07年「仇討物語

 でんでん虫」、09年「あらん

 はらん

 しらん」と続いた。

 坂上は「江戸-」公演後の03年9月に脳梗塞(こうそく)で倒れ2カ月間入院したが、04年6月「谺-」で復帰。「仇討-」「あらん-」に出演し「あらん-」では坂上が芝居途中に笑いながら通り過ぎるだけで爆笑が起こり、明るいキャラクターは健在だった。

 しかし、76歳となった坂上は体力的に長期の舞台は難しくなっていた。そのため、2年ぶりとなる今回の公演タイトルに「コント55号

 THE

 LAST!!」と銘打つことになった。

 一方で、制作側は「LAST(最後)といっても、本当の見納めになるかは分かりません。この公演が終わって、坂上がまた次の公演に出るということがあるかもしれません」とコンビとしての出演が継続する余地も残している。

 コント55号は、激しい動きと意表をつくギャグで国民的な人気を呼んだ。テレビで「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」など数多くの冠番組で高視聴率をマーク。萩本の「どーしてそうなるの」、坂上の「飛びます、飛びます」のギャグも流行した。

 1月公演では萩本がおかっぴき、坂上がその父親を演じることが決まっている。欽ちゃんファミリーの田中美佐子、小倉久寛、松居直美、はしのえみ、風見しんごが共演。気心の知れたキャストでコント55号の脇をガッチリと固める。

 [2010年9月21日8時52分

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