女優剛力彩芽(19)がアニメ「巨人の星」の主人公・星飛雄馬と共演するauのCMシリーズの最新作が24日から放送される。剛力と飛雄馬に結婚話が持ち上がるという予想外の展開だ。

 2月にスタートしたCM「はじめる自由」編は、剛力が電話で飛雄馬にauのスマートフォンの新料金プラン「ともコミ学割」を紹介する。飛雄馬は「うれしい、これでオレもスマホが持てる」と涙を流して喜ぶが、一徹が「学生なのに、スマホだと!」と、ちゃぶ台をひっくり返して激怒するというコミカルな内容だった。

 最新作「家族もおトク」編では剛力が友人2人とともに星家を訪れ、「飛雄馬君にスマホを持たせてください」と一徹に熱く談判する。それでも一徹は「いらん」とかたくなな態度を崩さない。そこで剛力が「auスマートバリューなら、スマホが月々1480円も安いんです。しかも家族も」と言うと、一徹は「家族?」と表情を動かす。

 飛雄馬と一徹、姉の明子の3人家族で月々4440円も安くなることをアピールする剛力。さらに「もし私が飛雄馬君と結婚したら、(4人で)5920円もお得」と言うと、画面は白無垢(むく)姿の剛力と飛雄馬の家族が並んでいるカットに切り替わる。感激のあまり「あやめさんっ!」と泣きだす飛雄馬。一徹も「息子を頼みます」と涙を浮かべて頭を下げる。

 感動のエンディングと思いきや、剛力は一転して「いやです!」。飛雄馬と一徹が「ええっ!」と驚く場面でCMは終了する。これまでのシリーズでは剛力の実写映像とアニメ部分は区切られていたが、今回はアニメの中に剛力が入り込む。熱く談判する剛力がちゃぶ台をたたき、おかずが飛んで一徹の顔に当たるというユニークなシーンもある。

 「auスマートバリュー」は指定の固定回線とセット割り引きで、auのスマホ利用料が最大2年間、月々1480円割り引きになる(3年目以降は永年980円)。対象の固定通信サービスは光回線がメーンで、下り最大1Gbps(1000Mbps)の速さが特長だ。