芸能界きってのカブトムシ通の俳優哀川翔(51)が、「特別学芸員」となっている北海道遠軽(えんがる)町丸瀬布(まるせっぷ)昆虫生態館で、哀川の特設展示コーナーが設置され、話題になっている。

 哀川は都内の自宅に飼育ルームを設けているほどの昆虫好き。映画ロケで同地に滞在した08年には、昆虫生体保有数が多摩動物公園(東京)に次いで2番目の多さの同生態館にひんぱんに訪れていた。その縁もあり、今夏、遠軽町の「まるせっぷ昆虫大使」となり、同生態館の「カブトムシ・クワガタ特別学芸員」に就任した。

 10月下旬には、大事に育ててきたカブトムシやクワガタ26匹を同生態館に無償寄付。館内では「哀川翔アニキの森」と題されたコーナーが設置された。

 寄付したカブトムシには、世界最重量のアクティオンゾウカブトやスマトラや沖縄に生息するヒラタクワガタなども含まれ、同生態館は「昆虫ファンの間で情報交換されていたようで、今年の来場者は昨年の2万人を超える勢いです」と“アニキ効果”を喜んでいる。