最も面白い漫才師を決める「THE

 MANZAI

 2012」決勝大会が16日、東京・台場のフジテレビで行われ、ハマカーンが優勝した。参加1740組から進出を決めた12組が漫才を披露した中、プロ審査員9人中8人の支持を受けて栄冠を手にした。浜谷健司(35)は「頑張ったよ~」と絶叫、神田伸一郎(35)は号泣した。神田の姉、タレントの神田うの(37)も祝福した。

 優勝が決まった瞬間、浜谷は喜びを爆発させ、神田は号泣した。審査員の西川きよし(66)はその様子に「飾らないメンバーで、もらい泣きした」。浜谷は「率直な感想で、ツイてたなと」と冷静に振り返り、神田は「審査員にこんなに評価してもらったのがうれしい」と泣き崩れた。

 昨年を上回る参加1740組の漫才師から、ワイルドカードのエルシャラカーニを含めた12組が決勝大会に進出。4組ずつ3グループに分かれ、ハマカーン、千鳥、アルコ&ピースの3組がファイナルラウンドに進んだ。ハマカーンはプロ審査委員8人の票を獲得、1票のアルコ&ピース、視聴者票1票の千鳥を抑えて栄冠を手にした。

 自分たちらしさを、より強調した。キレて怒鳴りまくる浜谷。ガールズトーク好きの神田。2人のキャラクターを前面に出すネタで勝負した。浜谷は「ネタを変えるにあたって、お互いの意見は一緒でした。マイナスの方向に行ってもいいよなって」。ファイナルラウンドでは、2人のキャラクターの「攻守」が逆転する展開も爆笑を誘った。

 周囲から激励と刺激を受けて臨んだ。神田は姉の神田うのに出場直前「見てね」と連絡。姉の声を聞いて腹が据わったという。浜谷は前夜、お笑いの先輩の東貴博と食事した際、この日着た衣装を贈られた。所属事務所の先輩Hi-Hiや同期のオードリーの存在も刺激になっている。神田は「その2組とも自分の漫才で結果を出しているのでいい目標になった」。

 もともと本格派漫才で高い評価を得ていた。今回の優勝で名実ともにトップの仲間入りを果たした。2人の携帯には祝福メールが150通届いた。神田には姉のうのから祝福の電話もあった。ネタを変え、リスクを2人で背負う覚悟で臨んだ大舞台。強い絆で結果を出した。【山田準】

 ◆ハマカーン

 東京農工大柔道部で出会った浜谷健司と神田伸一郎が00年に結成。正統派漫才で磨き抜いたネタには定評がある。07年「お笑いホープ大賞」準優勝。09年「漫才新人大賞」大賞。THE

 MANZAIに2年連続で決勝進出。ボケ担当の浜谷は1977年(昭52)11月19日、埼玉県生まれ、血液型O。ツッコミ担当の神田は77年3月12日、神奈川県生まれ、血液型O。

 ◆「THE

 MANZAI

 2012」

 1740組がエントリー。1、2回戦で50組の認定漫才師に絞り、本選サーキットを勝ち上がった上位11組と12~20位の「ワイルドカード決定戦」を制した1組の計12組が決勝に進出。初開催の昨年はパンクブーブーが優勝。