米メタは18日、生成人工知能(AI)の基盤技術となる大規模言語モデルの最新版「Llama(ラマ)3」を公開した。AIの学習データを従来版の「ラマ2」の7倍にして性能を向上させたのが特色で、米国などで使える対話型AI「メタAI」に採用した。

対話型AIの利用者獲得競争が激しくなっている中で、メタはオープンAIの「チャットGPT」や、グーグルの「ジェミニ」などに対抗する。

メタAIは利用者からの質問に答えたり、文章で指示すると画像や動画を生成したりできる。メタはフェイスブックやインスタグラム、通信アプリの「メッセンジャー」や「ワッツアップ」からも使えるようにして利用を広げたい考えだ。

メタは、大規模言語モデルを自由に改変ができるオープンソースとしている。(共同)