栃木県那須町の河川敷で2人の焼損遺体が見つかった事件で、県警が現場までの運搬に使った可能性がある車を押収していたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。車内には他に少なくとも男2人が乗っていたことや、遺体の身元が夫婦とみられることも判明。県警は車の移動経路などを調べる。

県警によると亡くなった1人は住所、職業不詳の宝島龍太郎さん(55)で、もう1人は40~60歳の女性。捜査関係者によると、妻とみられる。押収したのは黒色の乗用車で、現場周辺の防犯カメラに写っていたという。

事件は16日午前に発覚した。捜査関係者によると、通報で駆け付けた警察官が、手足を縛られ、顔を袋と粘着テープで覆われた遺体を発見した。県警は事情を知っているとみられる男らから事情を聴いている。(共同)