カナダ全土で続く山火事の影響で米東部に大量の煙が流れ込む状況が続いており、CNNテレビによると、17日は18州と首都ワシントンで計1億人以上が大気汚染の注意報の対象となった。ニューヨーク近郊では19日にサッカーのワールドカップ(W杯)決勝が予定されており、影響を懸念する声が上がっている。

カナダ政府によると、山火事は約900カ所で発生中。焼失面積は約2万8000平方キロにおよび、岩手県と福島県を合わせた面積に匹敵する。

ニューヨークでは16日に無料のマスクが市民に配られ、17日もマスク姿の人が目立った。17~19日には大リーグの地元ヤンキースと大谷翔平選手が所属するドジャースの試合があり、影響を心配する声も出ている。

ただ、18日には米中西部から北東部にかけて雷雨が予報されており、大気汚染の状況は改善する見通しだ。

カナダでは5~9月に山火事が多発する。今回は熱波や乾燥などで規模が拡大したとみられている。2023年にも大規模な山火事が発生し、米東部で深刻な大気汚染が発生した。(共同)