上西小百合衆議院議員(34)が22日、臨時国会が28日に冒頭解散した場合、次期総選挙に出馬しない意向を固めた。上西事務所が同日、明らかにした。

 関係者によると、「大阪7区から野党統一候補として立候補を目指していたが、難しくなったため」と説明している。上西氏は、昨年7月の参院選前から野党共闘を目指している自由党の小沢一郎代表と連携する動きがあり、小沢代表が上西氏の大阪の事務所を訪れるなど、蜜月関係にあった。

 しかし、野党共闘が進んでいない今のタイミングで衆院選になった場合、大阪7区からは自民、民進、維新、共産など候補が乱立。無所属のため、比例復活もないことから、出馬を見合わせる決断をした。衆院解散が表面化する先週中ごろには、小沢代表に意向を報告していたという。