自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が1日、東京10区に近い練馬区・豊島園駅前で街頭演説を行い、衆院選を「責任対無責任の戦い」と訴え、希望の党代表の小池百合子東京都知事を批判した。先月28日、小池氏に対して「選挙に出てほしい」と呼び掛けていたが、この日は「小池さんは選挙に出ても出なくても、無責任になるジレンマに陥った」と指摘。「どちらかの無責任を取りましょうよ」と声を上げた。

 また、同地区から出馬予定の小池氏の側近・若狭勝氏と、民進党の前原誠司代表に対しては「安保法制や増税に関して、言ってきたこととやっていることが逆だ。希望の党は、まるで民進党のコスプレだ」と言い切った。

 同地区は、小池氏が国会議員時代のおひざ元だったが、この日は約1500人の市民が集まり、進次郎氏の演説に聞き入った。練馬区在住の30代女性は「すごい人気。豊島園の駅前にこんなに人がいるのは初めてです」と驚いていた。