東日本大震災の発生から、11日で丸7年を迎える。日刊スポーツでは「被災地の7年~忘れない3・11」と題し、震災特集を連載する。第1回は、大津波で児童74人、教職員10人が死亡、行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校の遺族で常に先頭に立ってきた、佐藤和隆さん(51)を取材した。小6だった三男雄樹くん(当時12)を亡くし、来月26日には宮城県・石巻市を相手取った控訴審の判決を迎える。
佐藤さんは津波で被災した大川中学校跡地で、ベビーリーフを生産している。約600坪のビニールハウスで、手作業で丁寧に栽培。東京・築地市場にも出荷しており、有名ホテルのメニューにも並んでいる。会社の名前は「良い葉を作りたい」との思いから「良葉東部(イーハトーブ)」。作家宮沢賢治が物語の中で名付けた理想郷の名前だが、岩手・花巻市にある「宮沢賢治記念館」が許可。震災で何もなくなってしまった大川地区で、小さな復興の芽を育てている。

