東京都議会は最終日の29日、2018年度予算案の採決を行い、小池百合子知事が事実上率いる都民ファーストの会や公明党などの賛成多数で可決、成立した。

 自民党は特別顧問や市場移転の関連経費を疑問視し、共産党などと反対。自民の一般会計反対は41年ぶりで、小池氏との対決ムードが鮮明になった。都知事による各会派あいさつ回りでも、対決姿勢は明らか。自民控室を訪れた小池氏に、秋田一郎都議会幹事長は「私たちが反対したのは、あの2点(特別顧問と市場移転の関連経費)だけ」。小池氏は「都民はそんな風には受け取らない」と反発した。