奈良県生駒市は1日から喫煙した職員は「45分間エレベーターを使用禁止」とする受動喫煙対策を始めた。市によると喫煙後、45分間は呼気に有害物質が残るという研究結果があるといい、踏み切った。罰則はない。

 市役所内のエレベーターは、子ども連れや年配者の市民も利用するためだという。喫煙した職員は、階段を利用する。同日から勤務時間内(昼休みを除く)の喫煙も禁止となった。人事課の岩崎峰大さんは「市民に協力を求める前に、市職員が率先してやっていこうと、喫煙者も理解してくれた」と語った。