将棋の第44期棋王戦1次予選、藤井聡太六段(15)対古森悠太四段(22)戦が5日、関西将棋会館で行われた。藤井は4月に高校進学後初の対局。18年度の初対局ともなる。高校生プロ棋士として初白星を目指す。

 振り駒の結果、藤井が先手に決まった。午前10時、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。両者の対戦は2度目。藤井の1勝。

 中学生棋士として数々の年少記録を更新。第45回将棋大賞では、記録ずくめの活躍が評価され、最優秀同等の特別賞のほか新人賞も受賞した。同賞の記録全4部門(勝率、勝利数、対局数、連勝)も独占し、「7冠王」に輝いた。

 棋王のタイトルは渡辺明棋王が12年度から6連覇中。予選トーナメントを勝ち抜いた8人が、シード者と本戦トーナメントで戦う。

 持ち時間は各4時間。夜には決着する見込み。