自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(36)は11日、都内で新経済連盟(新経連)主催のトークセッションに出席し、政府に次々と新たな問題が噴出する現状について「昨日(10日)の二階幹事長の言葉に尽きる。今起こっていることには『うんざり』の一言」と述べた。

 10日には、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐり、学部が設置された愛媛県の職員が書いた「備忘録」が見つかった。柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が「本件は首相案件」と述べたとする記述があることも分かっている。

 進次郎氏は、愛媛県の中村時広知事の会見を振り返り「(文書が)『あった』ということを、『あった』と言わずに表現していた」。柳瀬氏の「記憶の限りでは愛媛県や今治市の方とお会いしたことがない」という言葉については「『記憶の限りで』と注釈をつけるなら、『会っていない』とは断言できるはずない。考えられない」と批判した。