将棋の第31期竜王戦5組ランキング戦準決勝、藤井聡太六段(15)対船江恒平六段(31)戦が18日、関西将棋会館で行われた。

 藤井が勝てば、4組への昇級が決定し、同時に七段の昇段規定「六段昇段後竜王ランキング戦連続昇級」を満たすことになり、史上最年少、史上最速での七段昇段が決まる。互いに1歩も引かない戦いが続き、勝負は正午前に昼食休憩に入った。

 藤井は関西将棋開館にある洋食店「11(イレブン)」のサービスランチ「珍豚美人(ちんとんしゃん)」(900円)を注文した。山形県産の豚の天ぷらに自家製のゴマだれがかかっている。昇段がかかった勝負メシは棋士の間では人気のランチメニューを選んだ。船江は注文しなかった。

 持ち時間は各5時間。昼食までの消費時間は藤井が1時間18分、船江は32分。対局は夜には決着する見込み。