英王室のヘンリー王子(33)と、米女優メーガン・マークル(36)が19日、ロンドン郊外ウィンザーで結婚式を挙げた。英王族男性として米国人女性との結婚は約80年ぶり。

 式場はウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で、近親者ら約600人が参列。メーガン妃は、チャールズ皇太子に付き添われてバージンロードを歩いた。ヘンリー王子とメーガン妃が結婚の意思を確認し合い、互いの左手薬指に指輪をはめると、英国国教会のカンタベリー大主教が結婚の成立を宣言した。

 2人は一昨年7月に友人を通じて知り合い交際を始め、昨年11月に婚約した。

 式にはサッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム夫妻や米俳優ジョージ・クルーニー夫妻、女子テニス元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズら英米の著名人も出席。城の敷地内には、慈善団体の関係者ら1000人以上も招かれた。

 2人は式後、礼拝堂の外に姿を見せ、短めの「ロイヤルキス」を交わし、観衆の大歓声に応えた後、城周辺を約30分にわたって馬車でパレード。大衆紙サンによると、この日、ウィンザーにはロイヤルウエディングをひと目見ようと約15万人が集まった。