北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と、トランプ米大統領との史上初の米朝首脳会談がきょう12日、シンガポールで行われる。

 シンガポール政府が、今回の米朝首脳会談実施に伴い、約2000万ドル(約22億円)を負担したことが分かった。リー・シェンロン首相が明かした。報道では、正恩氏が滞在する「セントレジス」の上層階の部屋は、1泊1万ドル(約110万円)とされ、正恩氏の警護費や、100人以上の北朝鮮代表団の滞在費が負担金の多くを占めるとみられる。自国では払えないとしていた北朝鮮側の滞在費を誰が支払うかが、注目されていた。シンガポール政府は、歴史的な会談のホスト役を務めることで国のPRにつなげる狙いもあるとみられる。