「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家で酒類販売会社社長、野崎幸助さん(77)が5月24日に亡くなった事件で、同6日に急死した愛犬イブは、13歳で亡くなっていたことが11日、分かった。和歌山県警は、イブの死因などを調べているが、これまで年齢は「16歳」「18歳」などとされてきた。

 野崎さんにイブを販売したというペットショップは「04年の年末、生後2カ月で(ダックスフントを)買われました。トリミングなども(前妻と離婚した)6年くらい前までは来ていました」と話し、同店によると、年齢は13歳になる。同犬種の平均寿命は13~17歳だといい、別の関係者は「数カ月前に予防接種を受けた時は、元気そうだったと聞いていた」と話した。

 また、野崎さん宅近所の住民は「野崎さんが散歩させているのはよく見たが、奥さんは1度もない」と話し、実家近くの住民も「奥さんの姿は見ていない」と証言した。