国会は20日の衆院本会議で、同日までの国会会期を、7月22日まで32日間延長することを自民、公明両党などの賛成多数で議決した。

 通常国会の延長は3年ぶり。安倍晋三首相が重視する働き方改革関連法案や「カジノ法案」、参院の議員定数を6増やす公選法改正案の成立を目指す与党の思惑からだが、立憲民主党など野党6党派は反発。立民の枝野幸男代表は党会合で、「延長する以上(安倍政権の)うみを出し切らせる。延長は失敗だったと後悔させるよう、もうひと踏ん張りだ」と訴えた。野党は、19日に会見した加計学園の加計孝太郎理事長の証人喚問を目指す方針。