羽生善治竜王(47)への挑戦権を目指す、将棋の第31期竜王戦決勝トーナメント2回戦、藤井聡太七段(15)対増田康宏六段(20)戦が29日午前10時から、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。

 振り駒の結果、歩が3枚出て、増田が先手、藤井は後手となった。対局は、先手7六歩と角道を開けた増田に対し、藤井が後手8四歩と飛車先の歩を突いて始まった。

 増田とは昨年6月26日、このトーナメント1回戦で激突して勝ち、デビュー以来29連勝と「連勝新記録」を達成している。今回も下して、日本将棋連盟会長でもある、佐藤康光九段(48)が待ち受ける3回戦に駒を進めたいところだ。

 持ち時間は各5時間。決着は夜遅くの見込み。