自民党総裁選挙管理委員会は6日、今日7日に告示される総裁選の関連行事を9日までの3日間、見合わせることを決めた。北海道の地震を受けて災害対応を優先するためだが、事実上の「日程短縮」となる。

安倍晋三首相との論戦の機会を求めてきた石破茂元幹事長は、派閥会合で「延期もあり得る。災害対応と論戦は両立させなければ」と、選挙戦の延期を主張。しかし執行部は、9月末に迫る総裁任期や首相の外交日程を理由に応じず、投開票は予定通り20日。石破派には不満が漂う。7日は立候補受付だけを行い、候補者の所見発表演説と共同会見は、10日に延期され、両陣営の出陣式は中止。16日に予定された北海道での街頭演説は、仙台市に変更された。