年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」が3日、都内で発表された。年間大賞は、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)カーリング女子で、男女通じて初の表彰台となる銅メダルを獲得した、ロコ・ソラーレ北見(LS北見)の各選手が、試合中に声を掛け合う際に連呼した、北海道弁の「そだねー」が選ばれた。

「そだねー」以外のベストテンは、以下の通り。

・eスポーツ(対戦型ゲームをスポーツ競技としてとらえる名称)

・(大迫)半端ないって(サッカー日本代表FW大迫勇也が、鹿児島城西高時代に選手権準々決勝で破った滝川二高の主将が、大迫について話した時の表現)

・おっさんずラブ(テレビ朝日系で4月期に深夜枠で放送された、おっさん同士の純愛を描き話題となったドラマ)

・ご飯論法(裁量労働制に関する国会審議の中で加藤勝信厚生労働大臣が行った、論点をすり替えたのらりくらりとした答弁をさして広まった言葉)

・災害級の暑さ(7月23日に埼玉県熊谷市で、観測史上最高の41・1度を記録したほか、東京都青梅市、山梨県甲府市、岐阜県多治見市でも40度以上となった事態に、気象庁が会見で発した言葉)

・スーパーボランティア(山口県周防大島町で行方不明だった2歳児を発見、救出した大分県の尾畠春夫さん(79)の呼称)

・奈良判定(山根明氏が会長を務めた日本ボクシング連盟に不正があったとして、アマ関係者が告発状提出。16年の岩手国体で、審判が同氏の出身の奈良県の選手を優遇した疑惑も浮上し、山根氏は8月に辞任)

・ボーっと生きてんじゃねーよ!(NHKの番組『チコちゃんに叱られる!』で、5歳の少女チコちゃんが素朴な疑問を投げ掛け、大人が答えに窮した際の決めぜりふ)

・#MeToo(米有力新聞ニューヨーク・タイムズと雑誌ニューヨーカーが、ハリウッド映画界の大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏らのセクハラ疑惑を報道後、性被害を告発する女性が世界中で声を上げ、インターネット上でハッシュタグ「#MeToo」を着けて一気に世界的な運動へ)