立憲民主党の枝野幸男代表は30日の定例会見で、アイドルグループ、NGT48のメンバー山口真帆(23)が男らに暴行を受けた問題についての見解を問われ、未成年を含めたアイドルを抱えるさまざまな事務所に対し、所属タレントを守るための管理体制をさらに進めるよう要請した。

AKB48や乃木坂46、欅坂46などの曲をカラオケで熱唱し、アイドル事情にも精通する枝野氏。「この件に限らず、特に未成年の方を含めた(アイドルの)皆さんの安心、安全は、社会全体で守っていかないといけない」と指摘。一方で、「そういうことへの枠組みや慣習は、この件に限らず、日本全体ではまだ十分でない」と述べ、アイドルを守る側の管理体制が一般的に、まだ不十分との認識を示した。

その上で「未成年のアーティストを抱えている事務所関係者の皆さんは、安心、安全のためのさらなる努力を進めてほしい」と、求めた。

枝野氏は、NGTの最新曲「世界の人へ」を「すばらしい曲」と評価した。先週インフルエンザにかかり、今週公務に本格復帰したばかり。この日、衆院本会議で安倍晋三首相の施政方針演説に対する代表質問に立ったが、「終わった後、ツイッターの感想を見ていたら『声に張りがない』と指摘を受けた。発声練習にいそしまないといけない」と、苦笑いした。