4日の衆院予算委員会で、自民党のトップバッターとして質問に立つ予定だった小泉進次郎厚労部会長が、直前になって急きょ、3番手に回った。

最初の質問者になったのは今村雅弘元復興相で、委員会の本来のテーマである18年度補正予算案審議に沿って、国土強靱化(きょうじんか)や災害対応について安倍晋三首相らに質問した。

進次郎氏は質問予定の項目に、厚労省の統計不正問題、国会改革を挙げていた。「花形」と呼ばれる予算委員会の質問テーマは幅広いことで知られるが、本来の位置づけは補正予算案に関する基本的質疑。今国会最初の衆院予算委員会でもあり、補正予算案に関する質問から始めるのが望ましいと、自民党国対筋が判断したようだ。

進次郎氏は、質問の順番が急きょ変更になったことについて、「今村さんが最初でよかった。補正に対する質疑ですから。いいじゃないですか」と、述べた。