「泳ぐ宝石」と呼ばれ、海外でもファンが増えているニシキゴイを、日本の「国魚(こくぎょ)」に-。
自民党の有志国会議員は7日、ニシキゴイを「国魚」としてブランド化し、日本発祥の文化としてさらに世界へ発信する機会をつくろうと、党本部で「錦鯉文化産業振興議員連盟」の設立総会を開いた。
発起人代表の浜田靖一元防衛相は「安倍政権が進めるクールジャパン、海外に向けてのコンテンツとしても、ニシキゴイは輸出の金額でもかなりの部分を占めている。日本の誇りとして、さらに海外進出を目指していきたい」とあいさつ。新潟県の花角英世知事も出席し、「1尾が、2億円で取引されたケースもある。日本を代表する魚であるからこそ、何かの形で認めていただきたい。地域振興にもつながる」と訴えた。
もともとは、ニシキゴイの有力生産地の1つで知られる新潟・山古志地区を選挙区に持っていた故長島忠美元衆院議員が、「国魚」化に向けて働きかけていた。しかし、同氏は17年8月に急逝。今回、長島氏と交流のあった同僚議員らが、同氏の遺志を形にしようと集まった。
二階俊博幹事長も「長島さんは、ニシキゴイの話になるととても迫力があった。そういう先生の思いを受け継ぎ、みんなでバックアップしたい」と述べた。
党本部では17年11月から、ニシキゴイを1階ロビーの水槽内で飼育中。ゴールドなど鮮やかな色彩のコイたちが、元気そうに泳いでいる。また、ニシキゴイはアジアや欧米に向けて輸出されており、輸出額は約45億円で、この15年間で3倍に増えているという。
一方で、「国魚」そのものの明確な定義や位置づけはないという。議連側は今後、まずは国民の理解を深めるとともに、来年開かれる東京オリンピック・パラリンピックなどの機会をとらえて世界にもアピールしていく構えだ。

