「すっきりフルーツ青汁」などの食品や化粧品を販売し、若者から“青汁王子”と呼ばれる「メディアハーツ」(東京)の社長・三崎優太容疑者(29=住所不定)が12日、約1億8000万円を脱税した法人税法違反などの疑いで東京地検特捜部に逮捕された。

三崎容疑者は、これまで高所得をアピールするなどツイッターで持論を展開してきた。1月26日には「世の中、金だって言う人がいるけど、絶対に違う 一番大切なのは時間だ 時間は二度と取り戻せない いくら大金を積んでも買えない 私達は老化していく、今日1日に莫大な価値がある 死ぬときに金は何の意味もない 人生を終える時、自分の人生を一生懸命生きたって心から思えることが一番の幸せだと思う」などと金より大切なのは時間だと主張していた。

また同日には「パパ活って凄く流行ってるけど、合法なの? ご飯行ってお小遣いをもらうってのが表向きで、実際は援助交際と変わらないでしょ どのみち、自分が結婚する相手が、パパ活してたこと知ると千年の恋も一瞬で冷めてしまうわ 未来のお嫁さんや子供がパパ活に侵されないように、僕は取り締まるべきだと思う」ともツイート。若い女性がデートなどをした対価に男性から金銭を受け取る“パパ活”を批判していた。

一方で逮捕前最後となった6日には、ツイッターで、ストラディバリウスとされるバイオリンが即決価格8億8000万円でヤフーオークションに出品されたことについて触れ「これ買う、全力で買う しかし、検索しても出てこない、もはや売り切れた?」などと購入に意欲を示していた。

三崎容疑者の逮捕を受け、メディアハーツ社には午前中に特捜部の家宅捜索が入った。同社の関係者は、日刊スポーツの取材に「担当者も不在なので分かりかねます」と答えた。電話口からは、ざわめくような声や音も聞こえたが、「通常業務は行っているのか?」との質問にも、同関係者は「お答えしかねますので…」とだけ答え、電話を切った。