会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、6日に東京拘置所から保釈された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の初公判が、早ければ今秋にも開かれることが20日、分かった。弁護人の弘中惇一郎弁護士が都内で取材に応じ、明らかにした。

弘中弁護士は「まだどうなるか分かりませんが」と前置きした上で「裁判所の方では、これだけの事件だからなるべく早く審理を進めたいと」と東京地裁の意向を説明した。

またこの日、東京地裁で弁護側、検察側を交えて進行協議を行い、ゴーン被告の第1回公判前整理手続きが5月23日に決定。弘中弁護士によると、公判前整理手続きにはゴーン被告も出席する意向だという。