山口県警山陽小野田署の20代の女性巡査が、出会い系アプリを利用して複数の男性と不適切に交際したとして、同県警が1日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を科し、当該女性巡査が同日に依願退職していたことが17日、分かった。

山口県警によると、女性巡査は18年5月から8月にかけて、スマートフォンの出会い系アプリを利用して複数の男性と知り合い、交際していたという。金銭の提示もしていたという。同巡査が2月に署に相談して発覚したもので「申し訳なかった」と反省していたという。同県警は私行上の事案については免職、停職のみ発表という指針に従って、公表していなかった。

山口県警では、下関署の女性巡査が18年9月から11月にかけて、福岡県内の派遣型風俗店に勤務して約8万円の報酬を得ていたとして、同12月18日付で減給10分の1、1カ月の懲戒処分を受け、依願退職した不祥事があったばかりだ。

相次ぐ女性警察官の不祥事に、山口県警の関係者は「うちとしても、まことに遺憾。引き続き、全職員に倫理教養、心情把握、指導を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントした。4月1日付で、当該女性巡査が依願退職後、職員への指導を徹底しているとした。