片山さつき地方創生担当相は、1日、皇居・宮殿「松の間」で行われた「剣璽(けんじ)等承継の儀」に出席した。女性が、この儀式に出席するのは憲政史上初で、片山氏は歴史に名を残す形となった。

「剣璽(けんじ)等承継の儀」は、天皇陛下が、三種の神器の一部などを引き継ぐ儀式で、即位後初の国事行為。出席される皇族は成年の男性に限られており、皇嗣(こうし)となられた秋篠宮さまと、常陸宮さまの2人だけが出席した。皇位継承を「男系男子」に限定するとした皇室典範の規定が重視されたためで、女性皇族は昭和から平成への代替わり時と同様に、出席が見送られた。

皇族以外の出席者は、首相や三権の長、閣僚らとなっている。前回の代替わりの際は、女性の閣僚がいなかったため、今回、現在の安倍政権で唯一の女性閣僚である片山氏が、憲政史上初の参列者になった。