将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)が31日、大阪市の関西将棋会館で指された第32期竜王戦4組ランキング戦決勝で、菅井竜也七段(27)と対戦し、同一局面を4回繰り返す「千日手」となり、指し直しとなった。

午後8時6分、終盤で千日手が成立した。持ち時間は各5時間。本局の消費時間は藤井が4時間24分、菅井が3時間33分。藤井の残り時間が1時間になるように両者に持ち時間を加算し、先後を入れ替えて行われる。藤井の千日手は18年3月8日、第68期王将戦1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(50)と対局以来、4度目となった。

休憩を挟んだ後、指し直し局は午後8時36分にスタートした。

両者の対戦成績は菅井の2戦2勝。藤井が勝てば、同棋戦でデビューから3期連続優勝となり、史上初となる。