「永田町の『ユーチューバー』」こと、国民民主党の玉木雄一郎代表(50)が4日、自身のYouTube公式チャンネル「たまきチャンネル」で同日、開会した国会の会期中に、安倍晋三首相(65)に聞いてもらいたい質問を視聴者から募集した。

「お願いです。総理に聞いてもらいたい質問を、皆さんに募集します。これは、おかしいんじゃないの? ということを含め、ドシドシ、みなさんの疑問、要望をお寄せいただければ質問に取り込みたいと思います」

10日の衆院予算委員会で、午後1時ごろから約1時間、予定されている自身の質疑の中で、募集した質問を盛り込んでいくという。質問はYouTubeのコメント欄への書き込みと、ツイッターへの投稿で募集する。ツイッターの投稿にはハッシュタグ「#たのむぞ玉木」をつけるよう求めている。

玉木氏は6月14日の「たまきチャンネル」でも、同9日に国会で行われた党首討論に向け、安倍首相への質問を募集したことがある。党首討論の際は与野党の申し合わせで時間は45分と限られ、持ち時間は立憲民主党が20分、国民民主党が14分、共産党と日本維新の会がそれぞれ5分30秒だった。

今回は約1時間、予定されていることもあり、同氏は「あなたの声を届けます。でも全部は無理です。多分、落選する質問が多いと思うんですが、仮に自分が国会議員だったら、これは聞きたいなというのがあると思う。ぜひ政治を身近に感じてもらうためにも、皆さまに質問を寄せていただきたい」と意気込んでいる。同氏は関係者を通じ「YouTubeで総理への質問を募集したのはおそらく、私が初めてだと思います。若い人たちに、もっと政治や国会を身近に感じてほしい。みなさんの代わりに議論するのが衆院議員の仕事です。みなさんが普段から疑問に思っていることを、総理に直接ぶつけます」とコメントした。【村上幸将】