日本で初めてアスリートのセカンドキャリアに特化した支援機関「日本営業大学」が2020年4月に東京と大阪で開校する。その立ち上げに際し、学長として奔走する中田仁之氏が4日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、設立の思いを熱く語り、12月のプレ開校などをPRした。

同大学は「アスリートのセカンドキャリア支援」に特化したもので、アスリートたちの就職に必要な社会人マナーや営業スキルの教育を始め、就職先へのビジネスマッチング、就職後のケアや企業への定着を目指すもの。

「これまでも悲惨な状況にある元アスリートをたくさん見てきました。企業へ定着できずに離職し、社会に適応できない元アスリートはたくさんいます。そうしたアスリートの支援ができるプラットフォームを作りたかったんです」

中田氏自身も関大の準硬式野球部時代に「JAPAN」のユニホームでプレーした経験を持つ元アスリート。卒業後は1部上場企業でコンサルティング営業で活躍後、中小企業診断士として独立。コンサル業を行う中で「日本営業大学」の実現を目指してきたのだ。

11月16日には日本営業大学設立記念講演会(東京)を実施。趣旨に賛同する柔道シドニー五輪銀メダリスト篠原信一氏の講演も行われる。12月にはプレ開校し、来春4月の開校に備えて、学校説明会(広報事務局03・5801・0777)も予定されている。