国際オリンピック委員会(IOC)は16日、20年東京五輪のマラソン、競歩の開催場所を東京から札幌に変更する検討に入ったと発表した。

すでに国際陸連にも通知をしたという。東京五輪は猛暑の影響が、かねて心配されていた。IOCの発表によると、その対策として、五輪期間中の日中の気温が「5~6度ほど低い」とする札幌を代替地として提案したという。

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IOCの発表を受け、札幌の企業からは歓迎の声が上がった。札幌マラソンのスタート時にカウントダウンイベントが行われた「さっぽろテレビ塔」の関係者は「札幌で開催となればうれしいですが、まだ実感がないです」と驚いた様子。

「(もし実現したら)テレビ塔の時計でカウントダウンできたらうれしい」と話した。松尾ジンギスカン札幌駅前店の店員は「いつでも準備はできています」として「世界の選手たちにジンギスカン鍋をつついてもらい、楽しい思い出を作ってほしい」と話した。