囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が17日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた第59期十段戦予選で山田至宝七段(51)と対局した。

現在、国内公式戦の男性棋士との対局は2連勝中。山田との年齢差は41歳。国内の男性棋士3連勝を目指す。仲邑の公式戦の通算成績は5勝4敗。

9月16日の十段戦予選の古田直義四段(50)戦で男性棋士から初めて白星を挙げ、今月3日の第76期本因坊戦予選でも山本賢太郎五段(38)に勝利した。10日に中国で行われた国際棋戦「第4回夢百合杯」の本戦1回戦では中国の男性棋士、李軒豪七段(24)に敗れた。

先手後手番を決める「ニギリ」の結果、仲邑は黒番。午前10時、対局がスタートした。

十段戦は七大棋戦の1つ。予選は持ち時間各3時間。夕方には決着する見込み。