れいわ新選組の舩後靖彦参院議員は4日、2日の参議院本会議で安倍晋三首相が「桜を見る会」の招待者名簿のシュレッダー廃棄をめぐり、障がい者雇用に言及した発言に対し、「残念」との見解を示した。

首相は、会の終了後すぐに名簿を廃棄しなかった理由の1つとして「担当である障がい者雇用の短時間勤務職員の勤務時間等との調整を行った結果」と、発言していた。

これに対し、舩後氏は「担当職員の属性は、資料破棄の根本問題とは関係ありません」と指摘。「障害者雇用のために破棄に時間がかかった理由のように語られるのは不適切。非常勤職員の弱い立場を利用したとも受け止められる内容と感じますので、残念に思います」としている。

担当したのが、障がい者雇用の職員だったと言及した背景は不明だが、首相の発言には、直後からインターネット上などでも批判の声が強まっている。

菅義偉官房長官は4日の会見で、首相発言について、担当者が無理なく作業する時間を確保する必要があったと説明する趣旨だったと釈明した。