2011年の東日本大震災で被災した岩手県釜石市の出身で、三味線奏者として活動する駒幸夫さん(65)が、来年5月に被災地応援歌「泣ぐでねェ」(作詞・関沢進一、作曲・中村典正)を日本クラウンからリリースすることになった。20歳で民謡歌手としてデビューし、シングル3枚を発売。同社から新譜を発売するのは、25年ぶりになる。

「東日本大震災の被災地では今年、台風による被災が重なりました。新たなる被災地支援のため、日本クラウンと企画会議を開催。25年ぶりに現役の歌手に戻ることを決めました。被災地を支援する皆さんに感謝する歌で、三味線の弾き語り曲『泣ぐでねェ』を作りました」

この「泣ぐでねェ」のカップリングで、被災地支援に御礼する曲「おとうの漁場」は、女性の新人歌手に歌ってもらう。宮城県か岩手県在住、もしくは両親が東北地方出身の女子中高生を対象に、オーディションを開催する。概要は以下の通り。

◆日時 来年1月18日午前10時開始

◆会場 宮城県気仙沼市南町海岸、まち・ひと・しごと交流プラザ「ウマレル」3階

◆申し込み方法などの問い合わせ先 NPO法人「東日本三陸わらし世界への架け橋」。メールアドレスはkomapro.ny@gmail.com