将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が19日、名古屋市内で行われた第13期朝日杯オープン戦の本戦トーナメント1回戦で、菅井竜也七段(27)を168手で下し、ベスト8に進出した。

3連覇を狙う藤井が終盤の攻め合いを制した。「苦しい展開が続いたが、粘り強く指すことができた」と振り返った。前年優勝者の藤井は今回はシード枠として本戦から参加した。多くの地元・愛知のファンが詰めかける公開対局で、好発進した。午後2時から準決勝進出を懸けて斎藤慎太郎七段(26)と対戦する。

斎藤戦に向け「集中して粘り強く指し、いい将棋をお見せしたい」と意気込んだ。斎藤は「自分らしい将棋を指したい」と話した。